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2015年9月14日


 「いただきます」。この言葉は、神様にお供えした食べ物などを御下がりでもらう時や、位の高い人から物を受け取る時に手を頭の上に掲げたことから、「食べる」「もらう」の謙譲語として「いただく」が使用されるようになったことが、語源としてあるようです。やがて、食前の挨拶として定着したそうです。
 食事を始める際の「いただきます」には二つの感謝が込められているそうです。
 一つは、食材への感謝です。肉や魚はもちろんのこと、野菜や果実にも命があると考え、「わたくしの為にそのお命頂戴いたします」と畏敬(いけい)の念を表しています。
 もう一つは、食事に携わった人たちへの感謝です。料理を作った人、配膳をした人、野菜を育てた人、魚を釣った人など、食材は様々な人の手を経て私たちの口に入ります。人が食べられるのは、多くの多くの人のおかげという謙虚な気持ちが込められているのでしょう。
 古来の日本人の心の中には、万物に対する敬意の念があったようです。

 「ごちそうさまでした」。「ごちそうさま」は漢字では「御馳走様」と書きます。
 昔は今のように冷蔵庫もスーパーもない時代で、食材を取りそろえることは大変なことでした。
 「馳走」は、走り回るという意味で、食事を出すために、奔走(ほんそう)する様子を表現しています。後に、丁寧語の「御」を付け、「御馳走」をもてなすという意味が含まれるようになり、贅沢な料理を指すようになったといわれています。
 そしていろいろな料理でもてなしてくれる相手に尊敬の気持ちを込めて「様」が付き、食後の挨拶として、「ごちそうさまでした」と言うようになったとされます。
 外国では、日本語の「いただきます」や「ごちそうさま」を意味する言葉はあまり見られないようです。「アーメン」など、食事の前に噛みに祈る言葉はありますが、特に何も言わない国も多いようです。
 「いただきます」や「ごちそうさまでした」は、古来の日本人が育んだ自然観や人と人とのつながりを重んじた社会観の現れかもしれません。

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医療法人仁泉会 近藤歯科医院 院長:近藤保麿
医療法人仁泉会
近藤歯科医院

院長:近藤保麿

出身大学:大阪歯科大学