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2013年3月16日

基本は歯を抜かない、残す治療

虫歯治療

当院では、歯を削る場所はできるだけ最小限に済ませ、残す方針です。通常、虫歯を削ったら金属を被せます。昔は、虫歯以外に金属が詰めやすいような形というのがあり、それに合わせて大きく削るのが、一般的でした。

現在は、詰め物である材料(レジン、プラスチック)が大きく進歩し、歯と詰め物をくっつける接着材の品質もよいため、大きく削らなくても詰められるようになりました。

昔の治療ということで言えば、被せてきたものが多いですが、実際に被せる必要があっただろうか?というケースもありました。例えば、部分的に自分の歯が残っていれば、残っている歯を活かして治療をすればいいのに、関係なく一律に全部削って被せるっていう治療も多かったです。

今では材料の向上により、クリーニング、清掃だけで十分くっつきます。

とはいえ、治療後のメンテナンスやケアが十分でないと、被せた内側で虫歯が進行しますので、当院では治療後のケア・メンテナンスを重視しています。

虫歯・歯周病にならないためのケア

全部かぶせるほうが実は簡単です
確かに、素留め的な治療の場合、詰めたところが外れやすい、二次カリエス(以前に歯科治療をしたところに出来る二次的な虫歯)ができやすいです。全て削って被せた場合、確かに外れにくくなります。しかし歯は弱くなります。

しかし、何度も外れても、面倒ですがまたそのたびにつけるという治療を行った場合、10年どうなるか?、ということを考えたら、全て削って被せるよりは、取れるのを覚悟で小さく詰めている方が歯は残ります。

当院では、長く歯を残したいのであれば、たとえ外れても、それはその時治せばいいと患者さまに説明しています。

削らなくても改善できる場合もあります

虫歯治療患者さまの歯の状態にもよりますが、虫歯の中でも小さなものや、着色程度の穴がない状態なら、カリエス(虫歯)検査を行い、カリエスリスクが高いかどうか、下げられるかどうかを診断します。

削らなくても問題ないと判断した場合、SRP(ルートプレーニング)ポケット洗浄や、磨き方(つまようじ法)を習得し、実践していただきます。

SRP(ルートプレーニング)とは?
歯周ポケット内部にスケーリングだけでは除去できない歯石を特殊器具を使用して除去し、再び歯石が付着しづらいように歯の表面をツルツルにする治療法です。これを定期的に行います。

しかし、せっかくSRP(ルートプレーニング)で歯周ポケット内部の歯石を除去しても、正しい歯みがきができていないと、再発してしまいますので、定期的に通える方に最適です。

虫歯・歯周病にならないために

虫歯・歯周病にならないために

当院では虫歯や歯周病になってから治療を行うより、お口の健康を維持できている状態がベストだと考えています。このように、これまでの「痛くなったら治療する」という考え方とは異なり、「お口の健康を維持する」という歯科スタイルを「予防歯科」といいます。

MTM(メディカル・トリートメント・モデル)の推奨
当院ではメンテナンスにおいて、MTM(メディカル・トリートメント・モデル)を推奨しています。これは、総合的な口腔機能の改善・維持を目的として、お口の模型作成(かみ合わせの機能確認)、定期的なレントゲン撮影(隠れた虫歯の早期発見、歯周病の進行度合いを確認)、唾液検査(虫歯発症率、唾液の機能確認)などから、総合的にお口の状態を判断、患者さま個々にあったプログラムを提案するシステムのことです。

MTMにより、よりいっそう効果的なメンテナンスを受けて頂けます。

また、当院では患者さまに合わせた歯みがき方法や口腔内の環境に効果的な歯みがき粉、うがい薬など、生活環境の提案もしています。

自分で行う虫歯・歯周病予防の限界

自分で行う虫歯・歯周病予防の限界「皆さんはどれくらい時間をかけて歯みがきをしますか?」丁寧に磨いている方で、歯と歯の間もゴシゴシって磨くとすると5分くらいのようです。また、40代以降の男性に多いのですが、ささっと表面だけ磨いて終わり。となると2分もかかりません。

しかし、歯周病と診断される人が歯みがきだけでなんとかしようとするなら、1回の食事の後の歯みがきは30分くらい磨かないと完璧な予防にはなりません。また、歯にこびりついた歯垢は、歯科衛生士が専用の機械を使い定期的にクリーニングしないと取れません。

たとえば、電動歯ブラシでも歯垢を取ることができます。ただし、歯は一本だけではなく並んでいるため、歯と歯の間に電動歯ブラシでは磨けませんので、電動歯ブラシ以外に歯間ブラシを使わないと汚れは取れません。最近では、エアフロスもありますが、風の力だけでは古い歯垢のようなガンコな汚れは取れません。

こうしたことから、虫歯・歯周病を予防するためには、医院でのメンテナンスが欠かせないといえます。

【メンテナンスメニュー】虫歯リスク検査(唾液検査)

唾液検査は虫歯になりやすいかどうか診断するのが目的です。

虫歯になる主な要因は、
 1、食事の回数、質 
 2、唾液の質
 3、プラーク量
 4、歯質

と言われています。

唾液検査唾液検査ではこの4大要因をすべてチェックし、その中でも特に虫歯になりやすい環境を作り出している原因を突き止めます。なにが原因なのかがわかれば、虫歯予防もより効果的というわけです。

検査って、どんなことをするの?と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、専用のガムを噛んで頂いたり、問診に答えて頂くだけですので、実に簡単です。後は歯科衛生士がお口の中の磨き残しをチェックしたり、細菌を採取したりします。所要時間は40~50分程度です。摂取した細菌を4日培養させますので、後日結果報告と効果的な虫歯予防法をお話させて頂きます。

【メンテナンスメニュー】レントゲン検査

お口全体を10~14枚程度に分けて小さなレントゲンを撮ることで、直接見ることの出来ない小さな虫歯やかぶせ物の状態、歯を支えている骨の痩せ具合などが確認できます。

状態にあわせて数年に一度、レントゲン撮影を行うことで、虫歯と歯周病に対しての正確な情報(進行度合いなど)を得ることができます。その情報を元に、患者さまにあった有効なメンテナンスを提案させて頂きます。

安定している人でも状態確認のために2年に1回の撮影をオススメしています。

レントゲン検査

●標準の方でレントゲン12枚  約2,000円程

【メンテナンスメニュー】歯ぐきの検査

患者さまの現在の状態を把握し、最も効果的なメンテナンスを提案いたします。

プロービング
歯ぐきの検査歯周ポケットの深さを測ります。この数値が大きいと骨がとけていたり、歯周病菌がすみついている可能性があります。

<歯周ポケットの数値>
1~3mm・・・良好 
4~6mm・・・骨の吸収のはじまり
7mm以上・・・外科的な処置が必要

また、良好な数値でも、歯肉に炎症があると出血が伴います。

歯ぐきの退縮
歯ぐきの検査骨がとけていたり、過度のブラッシングによって歯ぐきが痩せていないか調べます。

歯の動揺度
歯ぐきの検査骨がとけていたり、かみ合わせの力が強くかかりすぎると、歯の揺れが強くなります。

分岐部病変
歯ぐきの検査奥歯の歯根の間の骨がなくなっているかどうか調べます。

【メンテナンスメニュー】歯垢のチェック(染め出し)

歯垢を赤く染め出し、汚れの状態や磨き残している場所、磨き方のクセなどを確認します。

染め出しすることで、患者さま自身にもリスク部位を一緒に理解していただき、また術者側の適切な処置の手助けにもなります。

歯垢のチェック

【メンテナンスメニュー】PMTC

PMTCとは、ホームケアで歯ブラシが届きにくい部位や、歯ブラシでは取れない頑固な汚れ(細菌バイオフィルム)を重点的に機械を使って清掃研磨することです。歯がツルツルになり、細菌の再付着を防いでくれます。

長期に渡り患者さま自身でプラークの無い状態を維持するのは難しいことです。定期的なメンテナンスにより、歯や歯周組織の健康を維持していくことが大切です。

PMTCの効果
1.虫歯予防
歯の表面についている細菌バイオフィルムを破壊し、プラークの再付着を防ぎます。
PMTC

2.歯周疾患の改善
歯周ポケット内の細菌を除去します。
PMTC

3.審美性の向上
歯のくすみを除去し、光沢のある歯牙表面を回復します。

4.歯質の強化
クリーニング後、フッ素塗布により再石灰化を促進します。

【メンテナンスメニュー】トリートメントケア

トリートメントケアとは、簡単にいうと歯の表面のトリートメントのこと。歯と同じ成分のハイドロキシアパタイトをナノ分子化したお薬を定期的に歯の表面に摩り込むことで、ナノサイズのお薬が歯の表面の凹凸の間に入り込み、歯面をツルツルにしてくれます。

トリートメントケアの効果
1.つやつやの光沢ある歯面に!
歯の表面の凹凸を滑らかにすることで、光沢のある歯面になります。
トリートメントケア

2.虫歯や歯周病、ステインの付着の予防も!
傷ついた歯のプラークが取り除きにくいのは、新品のカップならすぐ落ちる汚れが、長く使っているうちに傷つき落ちにくくなるのと同じこと。歯の表面の傷の部分にハイドロキシアパタイトが入り込むので、歯面が滑らかに。プラークやステインが付きにくくなり、ブラッシングでの除去率がアップします。
トリートメントケア

3.初期虫歯の改善
歯が溶け始めているサインである白濁(歯が白っぽくなっている部分)箇所にお薬を摩り込むことで、白濁の改善が期待できます。

※効果には個人差があります


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